Microsoft 365活用 事例紹介

Client

総合ITサービス会社 様

SharePointを活用した社内ポータル構築・権限設計・運用改善支援

課題・背景

・2024年11月にGoogle WorkspaceからMicrosoft 365へと環境を移行し、全社的な情報共有の基盤としてSharePointを活用することになったため、お客様の方で社内ポータルサイトの構築を少しずつ進めていました。

・以前Google Workspaceを利用していた際は、申請を受けて情シス部門がフォルダを作成するなど、「運用にスピード感がない」という課題がありました。その反動でSharePointでは柔軟性を重視しすぎた結果、全社員に「所有者(管理者)」権限を付与するという過剰な権限設定が行われ、管理体制に極度の緩さが生じていました。

ご要望

移行直後で権限管理や社内ルールの整備が不十分なままポータルサイトの構築が進められており、2025年6月に予定されていたISMS審査に向けて、SharePointを安定的かつ適切に運用するための支援をご要望いただきました。

①社内ポータルサイトの構築

社員への情報共有を目的とした社内ポータルサイトの大枠を、2025年2月中に整えたい。
⇒2月末には役員向けの中間報告を予定しており、完成形でなくとも基本的な構成を確認できる状態にしておく必要があった。

構成:

  • 全社ポータル(全社員向け)
  • BPポータル(BP専用) ※全社ポータルの縮小版
  • 管理本部ポータル(人事など特定部門向け)

②アクセス権限の見直し

現在は全社員がSharePointの「所有者(管理者)」権限を持つ状態で運用されており、このままではISMS更新の要件を満たせないため、SharePointアクセス権限の見直しを行いたい。

ご支援内容(2025年2月より、現在も継続中)

■SharePoint構築支援・運用設計(2025年2月~3月)

2025年2月~3月の2ヶ月間は、SharePointを活用した社内ポータルサイトの構築と運用設計に関する支援を実施しました。

【ポータルサイト設計・構築支援】

2025年2月末に予定されていた役員向けの中間報告に向けて、以下3種類のサイト設計・構築をサポートしました。

  • 全社ポータル
  • BPポータル
  • 管理本部ポータル

【モバイル対応を意識したUI設計支援】

スマートフォンでの利用も想定し、視認性や操作性を考慮したUI改善のアドバイスを行いました。

【ISMS対応に向けたアクセス権限の見直し】

2025年6月に予定されていたISMS審査への対応として、全社員に「所有者(管理者)」権限が付与されていたSharePointのアクセス権限を見直し、ガバナンス強化に向けた適切な権限設計と運用ルールの提案、各部門長への説明支援を行いました。

■ドキュメント整備・運用改善支援(2025年5月~)

2025年5月以降は、情シス部門の業務標準化と継続的な運用改善に向けた支援を行っています。

【現状調査・課題の可視化】

  • 現在の運用における課題の洗い出し
  • 属人化している業務の「見える化」
  • 将来的に整備予定のドキュメントの試作 など

【運用改善支援】

  • 現状調査で把握した課題に対する具体的な改善提案
  • 業務手順書や運用ルールの整備
  • 継続的な運用改善に向けたアドバイザリー支援 など

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ご支援内容イメージ

SharePointポータルサイト構築支援事例